HSPさんが恋人と同棲していると、避けられないのが「喧嘩(けんか)」。どんなに仲良くラブラブでも、一生喧嘩しないカップルはいません。
好きで一緒にいるのに、いつも言い争いになって落ち込んでしまう。そんな悲しいことってありませんよね。
私は強度HSPの20代女性で、非HSPの恋人と同棲中。数ヶ月に一回、お互い仕事で疲れている時の家事の仕方などが原因で、大きな言い争いをしてしまいます。

喧嘩をする度、信じられないほど落ち込む…
一緒に住んでいると、嫌な雰囲気から逃げにくく、余計に辛くなってしまうんですよね。
【HSPな性格】喧嘩を悪化させてしまう理由

HSPとは「ハイリー・センシティブ・パーソン」の略で、直訳すると「繊細すぎる人」。
生まれつき感受性が強く、刺激に弱い性質を持っており、約5人に1人が当てはまります。もともとはアメリカの心理学者が提唱した用語で、ここ数年で社会的な認知度も広がってきました。
そんなHSPさんが恋人と喧嘩をすると、人並み以上に落ち込んでしまい、小さな言い合いでも仲直りできずに、雰囲気を悪化させてしまうんです。

すぐ気持ちを切り替えるなんて、できません
- 自分を責めてしまう
HSPさんは自己肯定感が低いため、自分を責めてしまいがち。自分が悪かったのかな、相手を傷つけてしまった…とクヨクヨ悲しみに暮れて、問題の根本的な解決までたどり着けません。
- 必要以上に悪く捉えてしまう
相手のふとした言葉に過敏に捉えてしまうHSPさん。不機嫌になり喧嘩に繋がることも。「そんなつもりじゃなかった」と言う相手に対して、「それでも、自分はこう思ったんだよ…」と落ち込んでしまいます。
- 相手のことが気になってしまう
同棲している普段の生活で、相手のささいな行動が気になってしまいます。お皿の洗い方や、洗濯物のたたみ方、掃除の仕方…。相手にとっては細かいことも、なんだか自分で気になって注意してしまう。
「HSPは同棲に向いていない」「結婚生活に向いていない」と悩む人も多いです。
これまでより、いい関係を作ろうとした結果、考えがぶつかってしまうんですね。
恋人とはこれからも関係は続きます。不機嫌な雰囲気に我慢している時間がもったいない!
関連記事:【HSPはすぐに泣く】涙もろい時の対処法【恋人に嫌われる?】
喧嘩を繰り返さない!実践的な仲直りの方法
次は、実践的な仲直りの方法についてご紹介していきます。

その場で謝っただけでは、根本的な解決に至りません。
仲直りの失敗パターンとしては、
- 険悪な雰囲気になる
- 耐えられなくてとりあえず謝る
- 何の解決にもならず、お互いモヤモヤ
- 後日、同じことで喧嘩が再発…
こうならないように、しっかりと振り返ることが大切。
- ひとりで状況を振り返る
- 相手に言葉で伝える
- 引きずらない
このステップで、仲直りに持っていきましょう。

また同じことで争わないように、学んで活かそう!
まずはひとりで状況を振り返ってみる
一人の時間を確保して、自分で客観的に状況を振り返ってみましょう。
喧嘩した直後は、盛り上がっている気持ちのまま、思ってもいないようなことを言って、傷つけてしまいがち。すぐに解決を試みたところで、たいていうまくいきません。
特にHSPさんは、雰囲気に過敏になりやすいです。ピリピリした空気から一旦抜けて、落ち着きましょう。
その後、喧嘩の状況を客観的に振り返ってみること。
- 自分はなぜこんなに怒りを感じているのか
- 何が嫌だったんだろう
- 喧嘩に至った本当の理由はなんだろう
喧嘩の時の怒りを思い出すのではなく、「なぜ怒りを感じたか」まで考えてみることです。

自分の心の中は、自分しか分かりません。
喧嘩を思い出すのは辛い作業です。しかし、今後同じことを繰り返さないように、原因をきちんと知ることが何よりも大切です。
相手に自分の気持ちを伝える

喧嘩は一人ではなく、二人でするもの。原因や気持ちを分析できたら、相手にきちんと共有しましょう。一方が100%悪いということは少なく、お互いに少しでも原因があることが多いです。
「相手は自分の気持ちを分かってくれているだろう」
と思ってしまいがちですが、どんなに愛し合っている恋人でも、相手の心を読むことは不可能。
- 自分はどう思ったのか
- 相手にどうしてほしいのか
- 今後どうしていくべきか
言葉にしないと伝わりません。

ムキになって、自分の殻に閉じこもっていても、なにも変わらない。
きちんと伝えた上で、相手の思いを聞くところまでが仲直りのセット。二人で歩み寄って、妥協することが大切です。妥協って「諦め」とも思われがちですが、恋人同士の喧嘩においては立派な解決策になります。
過ぎた喧嘩は引きずらない

一度解決したなら、その後は引きずらないようにしましょう。
ふとした瞬間に、喧嘩の場面を思い出して辛くなってしまう、HSPさんあるあるです。
しかし記憶というのは、何度も思い出すほど強く脳に定着していきます。一度解決したことは、反省点を生かしはするけど、振り返ってネガティブな感情に浸るのはナンセンス。
喧嘩してツラい気持ちに浸って、なんだかスッキリしないときには、映画やドラマの世界に入り浸って、頭のなかをリセットするのもオススメです。
〉〉【U-NEXT】31日間無料トライアル自分の気持ちを引きずってしまいがちなHSPさん。時間が解決してくれるまでは、できるだけ考えないように、思い出さないようにしていきましょう。

気にしないなんて、ムリだもん。
もうケンカしない!HSP気質と付き合いながら感情をコントロール

「喧嘩するほど仲が良い」とはよく言いますが、それでもやっぱり、しないに越したことはありません。

HSPにとって喧嘩は、全神経を持っていかれてしまうのです
好きで一緒に暮らしているからこそ、毎日幸せでいたいですよね。
そのためには、日頃から自分の感情をコントロールすることが大切になってきます。
- 相手の言葉をいちいち気にしてしまう
- 過敏に反応してしまう
- 徹底的に落ち込んで立ち直りが遅い
そんなHSPさんは、自分を責めずに出来るところから感情をコントロールしていくことです。
今後、喧嘩に発展しそうなときは、数秒待ってみて、

自分が過敏に反応しているだけかも…
と立ち止まってみましょう。
大抵のことは、死ぬほどじゃない
少し大げさですが、HSPさんにとってはこれくらい大きな感覚で物事を捉えたほうが、肩の荷が下りるかも知れません。
- ひとりで状況を振り返る
- 相手に言葉で伝える
- 引きずらない
3つのポイントで、仲直りしていきましょう。
以上、「【HSP】同棲中の喧嘩、もうくり返さない!落ち込まずに仲直り」でした。
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