「部屋が汚いのに、片付けるまでに疲れてしまう…」
片付けが苦手なHSPさんは多いです。
一人暮らしならまだしも、同棲している場合などは、相手の荷物を勝手に捨てるわけにもいかず、悩んでしまいます。
- 自分だけの家じゃないから片付けにくい
- そもそも考えすぎて、モノを捨てられない
- スッキリした部屋で落ち着きたい
私は強度HSPで、恋人と同棲中です。我が家は、ゴミ箱やテレビ、マットなどを持たない「ミニマリスト」。卒業アルバムもありません。
今回は、HSPさんが片付けが苦手な理由・具体的な片付けの方法・片付けによって得られる効果についてご紹介していきます。
「同棲しているから、自分が諦めれば良いんだ…」と我慢しなくて良いんです。
部屋をスッキリ片付けることで、心からリラックスした、快適な生活を作り出すことができます。
片付けられない原因はHSPの特徴にあった

HSPとは「ハイリー・センシティブ・パーソン」の略で、直訳すると「繊細過ぎる人」。病気ではなく生まれ持っての気質で、約5人に1人が当てはまるといわれています。
HSPさんの特徴として、
- 刺激に敏感
- 心が傷つきやすい
- 自己肯定感が低い
- 共感力が高い
といったことがあげられます。普段から、日常生活で生きにくさを感じます。

せめて、家の中では気楽に暮らしたい!
HSPさんは、敏感に周囲の物事にセンサーを張っています。
- モノが多いと、見るだけで疲れてしまう
- 共感力が高いためにモノに愛情が湧いてしまい、捨てにくい
- 一つの場所を片付けていても、違う場所が気になってしまい、結局最後まで終わらない
繊細な気質を持つからこそ、片付けが苦手といえるんですね。
さらに、HSPさんは自己肯定感が下がりがち。
- 部屋が汚い自分はだめな人間だ
- 汚いとイライラして、気持ちが落ち着かない
元々自分を責めやすいタイプであるHSPさんは、部屋が片付けられないということで自己否定モードに入ってしまうんです。
【HSP】共同生活でもスッキリ部屋にする3ステップ

それでも、一人暮らしであれば自分の好きなものだけに囲まれて、好きなようにモノを捨てることができました。しかし同棲していると、気軽に片付けもしにくいのも事実。
特に相手と共有しているモノなんかは、
「捨てたいけど相手が必要なのかも」
「恋人との思い出も詰まってるし…」
と、考えぎてひとりではうまく決断できません。ここでは自分のものは自分で、共有しているのものはふたりで、順番に片付けていきましょう。
- 不要なものを捨てる
- 現状のスペースに収納する
- 管理を続ける

一度にすべてキレイにしよう!としないこと。
不要なものを捨てる

部屋が片付かない原因、それはモノが多すぎること。
「もったいない」と思いつつも、ふだん使えていないモノが眠っていませんか?
そのモノに「自分がときめくか、否か」で判断する方法もありますが、HSPさんは共感力が高く、モノに宿る記憶や思い出を振り返ってしまいがち。
よって、この方法では減らしにくいのが正直なところ。
そこで、捨てるための明確な基準を設けることがおすすめです。
- 過去一年以上使用していない
- 一年以内に使用する予定が具体的にない
- なくしたときに、お金を掛けて買い戻す程ではない
以上のポイントに当てはまったら、思い切って捨ててみましょう。
いらないモノに家賃を払っていると考えると、もったいないですよね。
現状のスペースに収納する
残った必要なものを、収納していきましょう。ココでポイントなのは新しい収納グッズを買わないということ。
今ある家の収納スペースに収まるように、整理していきましょう。
また、実際の収納で出てくる悩みもありますよね。
- 歯ブラシをもっと衛生的に収納したいな
- 雑多になりやすい文房具はどう整理しよう
思いついたその悩み、Instagramで探してみましょう。
自分の頭の中でぐるぐる悩みがちなHSPさん。写真で実際に見ながら収納のコツを真似てみると、スムーズに収納できます。
管理を続ける
実は、管理を続けることが部屋をきれいにするためには「管理し続けること」が一番大切なんです。

大掃除をしたのにリバウンドし、もとの部屋の状態に戻ってしまう…
一度は経験があると思います。きれいな状態を維持するためにも、適切な管理を続けるようにしましょう。
ポイントは以下の4つ。
- 使い切ったら買う
特に化粧品や文房具。いまもっているモノの中身を使い切るまでは新しいモノを買わないことです。
使うことを忘れてしまう…それはゴミと同じ。モノは使ってこそ、その役割を果たします。
- もとの位置に戻す
使った後はもとの位置に、しっかり戻すこと。新しいものを買うときも、収納する場所を決めてから買うようにしましょう。
最新家電や家具をお試しできる、新しい定額レンタルサービスもおすすめです。「CRAS」では、月額400円から利用できます。
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- 汚くなる前に整理する
ひとつの場所が少しでも片付いていなかったら、すぐにモノを元の場所に戻すようにすることです。同棲している場合は、共有スペースに自分のものは置かないルールが効果的。
部屋の配色は三色以内に収めよう

きれいな部屋で、落ち着きたい…
落ち着かない部屋の原因は、「情報が散乱していること」。人は視覚で8割以上の情報を得ています。
部屋のなかを見渡してみると、
- 本や雑誌が散乱している
- カラフルなキャラクターグッズたくさん
- さまざまな洋服やバッグにあふれている

これでは落ち着けない…
HSPさんは、外部からの情報を人よりも敏感に受け取りやすく、頭が混乱しがちです。落ち着く部屋作りのためには、情報量を減らしていくことが大切です。


本や洋服など、カラフルなものはクローゼットや押入れの中で隠し、普段から目に触れる部分は色を統一してあげることで落ち着いた空間がづくりができるようになります。
【HSP】部屋を片付けるとラクに生きられるようになる
部屋を片付けると、モノの管理がしやすいだけでなく、HSPさんにとっても多くのメリットがあるんです。
- 選択肢が減るために決断がラク
- 情報量が減るから疲れない
- マルチタスクに疲れない
人は決断するときに、かなりの労力を使います。
特にHSPさんはマルチラスクに混乱しがちで、決断が苦手。モノを少なくしておくことで、その労力を減らし、ラクに生きることができます。
捨てる → 収納する → 管理を続ける
このステップに沿って部屋を片付けていきましょう。
以上、「【片付けられないHSP】部屋をキレイにするための具体的な方法」でした。
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