「職場で電話が鳴るたび、ビクッとする…」
仕事をしている社会人、特に避けられないのが電話応対ですよね。着信が鳴り響く度にドキドキして、冷や汗をかいてしまいます。
特に若手のうちは3コール以内に受話器を取れ、なんて言われることもあります。

HSPの自分にとっては、電話が大の苦手…
今すぐ電話の鳴らない仕事に転職するのも難しい。苦手な電話のストレスに、本来の仕事も進まないこともしばしばです。
今回は、職場で電話をとらなくてはいけない場で、うまく乗り越えられるテクニックをご紹介していきます。
筆者は強度HSPの社会人。電話の非常に多い職場で働いています。
電話を受けるのも、かけるのも本当に苦手です。はじめは呼び出し音が鳴る度にビクビクしていました。最近では落ち着いて対応できるようになり、苦手意識もなくなってきています。
- 落ち着いた電話対応が出来るようになりたい
- 周りに迷惑を掛けたくない
- うまく電話対応できない自分が嫌だ
そんなHSPさん、ぜひ今回ご紹介するコツを実践して、電話対応への苦手意識を減らしていきましょう。
関連記事:【働くのが不安】新卒HSPが入社後すぐに意識したい5つのこと
HSPは電話が苦手…落ち着いた電話対応で楽な職場環境を作ろう

HSPとは「ハイリー・センシティブ・パーソン」の略で、直訳すると「繊細すぎる人」。病気ではなく生まれ持った性格で、5人に1人が当てはまると言われています。
脳の「扁桃体」という感情を司る部位が人よりも敏感であるために、共感能力が高かったり、不安や恐怖を感じやすい体質のことです。
電話対応って、
- 甲高い着信音にビックリする
- 相手の機嫌が悪いのが声で伝わってくる
- 周りから注目されているように感じて冷や汗
- うまく対応できない自分に泣きそう
- 分からなくても周りに聞きにくい
と、HSPさんにとっては非常にストレスの溜まる環境なんですよね。

電話が全くない職場に転職するのも、すぐには難しい…
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電話が苦手なHSP 今すぐ実践できるテクニック3つ

「HSPさんは電話が苦手!電話のない仕事をしましょう」
「3回に1回は無視しましょう」
こんな記事もありますが…それができたら苦労しませんよね。電話が避けられない職場で、とらなければいけない環境にいるから、ツラいんです。
- 感情に引っ張られない
- 周りに聞いて折り返す
- 急いでいるときほどゆっくり話す
苦手意識を持つのは仕方ないこと。どれでも、この3つのポイントを意識していけば、少しずつ楽になっていくはずです。
相手の感情に引っ張られない
HSPさんは元々、共感能力が高い気質を持っています。声だけで相手の感情を敏感に感じ取ってしまうんですね。
電話の声に意識を集中させすぎてしまうと、気持ちも全て持っていかれます。
相手の感情に支配されないよう、意識して精神的な距離を置くことです。
一旦オフして周りにきく、折り返す
分からないことを聞かれたときや、一気に苦情をまくしたてられたときに、強いネガティブな感情に泣きそうになってしまいますよね。そんなときに一度の応答ですべてを解決しようとするのはNG。
慌てた状態でその場で対応した回答は、ミスにも繋がりがち。一度落ち着いて、周りの状況を見計らって聞いてみたり、落ち着いて調べ直すこともできます。
ポイントは、相手からかけてもらうのではなく、自分からタイミングを見てかけ直すこと。電話を待っている状況も非常にストレスに繋がるからです。
急いでいるときほどゆっくり話す
バタバタ焦って仕事をしているときに限って、鳴る着信音。
「お待たせしましたっ」なんて、急いで対応しがちです。こんなときにはあえて、自分の普段の声のトーンとスピードを落とし、ゆっくりと話すようにしましょう。
相手からすれば、こちらがどんな状況にいるのか知らずに、電話を掛けてくることがほとんどです。
焦った雰囲気は声で相手に伝わり、無意識に
なんか雑な対応…きちんと対応はしてくれるのだろうか
と不信感を抱かせてしまいます。せめて声だけでもゆっくりと、丁寧に対応することで、相手も安心して話してくれるでしょう。

焦らないんでいいんですよ。
電話対応に自信を持つためのオススメグッズ
電話対応する際のオススメグッズもご紹介しておきます。
- 電子パッド
紙ゴミが出ないため、デスクが汚れません。打ち合わせや伝言板かわりにも使える、汎用性の高い電子パッドです。電話を受けたときに書き込むと、スマートに対応ができます。
- モニターメモボード
パソコンディスプレイ横に、ふせんを貼れるスペースを作ります。電話応対後のアクションをメモしておく・伝言内容を忘れずに書いておく…ちょっと覚えておきたいことを貼っておきましょう。
- 一生使える「電話のマナー」
電話対応は、とっていく回数で慣れていく場合が多いです。コールセンター業務でも無い限りは、きちんとしたマニュアルがないことも。
一度、きちんと電話対応マニュアルを理解しておくと良いでしょう。困ったときは、自分だけで考えるのではなく、本書を参考にしながら基本に立ち返ってみることで、自信のある対応ができます。
まとめ:HSPは電話対応が苦手!グッズや周りの人にどんどん頼ろう
電話対応を避けられる環境にいけるなら、それが一番いいです。しかしすぐに職場の環境って変えられないですよね。
基本的にメールで業務を行う、不必要な電話はしないなど、自分でできる対策はしておく。その上で、必要に応じて周りに頼っていきましょう。
電話って社会人としては避けられない、必須のコミュニケーションです。電話ひとつとっても、重要な仕事であることは変わりません。
- 感情に引っ張られない
- 周りに聞いて折り返す
- 急いでいるときほどゆっくり話す
自分でパニックにならないように、うまく対応できるようになりましょう。
以上、「HSPは電話が苦手…落ち着いた対応でラクに接する3つのコツ」でした。
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