HSPが結婚したら、無事に夫婦生活が送れるのかな…
HSPとは「ハイリー・センシティブ・パーソン」の略で、直訳すると「繊細すぎる人」のこと。

約5人に一人が持つ性格のことです。
そんなHSPさんが結婚を前にすると、「家族にさえ気を使ってしまうし、結婚してもうまくいかないのでは…」とマリッジブルーになっているのかもしれませんね。
今回は、HSPさん幸せに夫婦生活を送ることができる秘訣を3つ、ご紹介していきます。
筆者は非HSPの夫と暮らしている、強度HSPの20代です。
一人っ子育ちのひとりが大好き系女子でしたが、今では夫と仲良く暮らせています。
結婚したら社会的な責任も伴うし、お互いの親ともうまく付き合えるのか…心配だらけですよね。
恋愛は一時的なものですが、結婚は一生のこと。長い間幸せな夫婦でいるためにも、今回ご紹介する方法をぜひ実践してみてくださいね。
HSPをもっと詳しく!
HSPが結婚するとどうなる?ぶつかるのは当たり前!
HSPとは病気ではなく、生まれつきの性格のこと。特徴としてはこんな感じです。
- 共感力が高く、相手に感情移入してしまう
- 一人の時間が必須で、人といると疲れてしまう
- 強い光や音が苦手で、刺激に敏感である
どんなに仲がよくても、相手のことが好きでも気を使ってしまうHSPさん。最悪の場合、相手の存在が刺激となって、夫婦生活に激しいストレスを感じてしまうかもしれません。
- パートナーの言葉にいちいち怯える
- 一人になる自由がないことにストレスを感じて泣く
- 仕事や家事に追われて心も疲れてしまい、結婚する意味を見いだせなくなる
こんなことを考えて結婚に踏み出せない…
いずれも、夫婦であれば日常的にあり得ること。
しかし、HSPさんは特に敏感に相手の気持ちを感じ取るため、よりネガティブに落ち込んでしまいやすいのです。
結婚したいと思うくらい、きっと相手は大切な人。
それでも自分がHSPであるせいで、幸せが壊れてしまわないか不安…あるあるです。
もちろん、元々他人同士が一緒に暮らすなら、ある程度の摩擦は必ず生まれます。
HSPの夫婦生活がうまくいく3か条
HSPさんは、一人でいると落ち込んでしまいがち。結婚して心理的な安定を手に入れられることで、自己肯定感が上がります。
関連記事:【HSP妻】不向き?不安?繊細さんが結婚すべきたった一つの理由
それでも結婚って社会的な責任も増えるし、相手ときちんとうまくやっていけるか不安…
そんなHSPさん、夫婦生活をラクに過ごすためにも、3つのことに気を付けていきましょう。
- 最低でも一日一回、時間を共有する
- 小さなことでも「ありがとう」ち伝える
- 周りの夫婦と比べて落ち込まない
最低でも一日一回、時間を共有する

一日一回は同じ時間を過ごす仕事で帰ってくる時間もあわない、ご飯も別、あいてる時間はふたりともスマホの画面…

それではあまりにも寂しいです。
同じ空気を共有するだけで、感受性の鋭いHSPさんは愛を感じて安心できるはず。
もちろん、ムリに頑張らなくても良いんです。例えば、
- 夕飯の間はテレビを付けずに、会話に集中する
- ふたりでお風呂に入ってリラックスタイム
- ゴミ捨てついでにふたりで近所をお散歩
- 時間を決めてふたりで家事を分担する
などなど…
お金や時間をかけて遠くに行かなくても、日々の生活でふたりの時間を共有することを意識してみましょう。
ポイントは、「一緒に住んでるだけの他人」にならないこと。家族とは違い、好きだから一緒にいることを選んだパートナーですよね。
小さなことでも「ありがとう」と伝える

夫婦の中には、「言わなくてもわかるでしょ」とコミュニケーションを放棄してしまうこともあるでしょう。しかしどんな人も、本当の心の内は話してみないと伝わりません。

言葉で言わなきゃ、結局わからない
特に「ありがとう」という感謝の言葉。言われて嬉しくない人はいませんね。
心理学では、「返報性の原理」があることがわかっています。
返報性の原理
Wikipedia
人は他人から何らかの施しを受けた場合に、お返しをしなければならないという感情を抱くが、こうした心理をいう。
感謝の言葉を与えられると、自分も相手に感謝したくなり、お互いに嬉しい幸せな関係ができあがります。
どんなに小さなことでも、
- 自分のために時間を使ってくれてあちがとう
- 自分と結婚してくれてありがとう
- いつも支えてくれてありがとう
このように、日頃の感謝を言葉にして相手に伝えてみましょう。
特に、HSPさんは共感能力が人一倍強く、相手が嬉しいと自分まで嬉しくなってしまいます。

もはや自分を犠牲にしてまで、相手のために行動してしまいがち。
ムリは禁物ですが、感謝の言葉一つで、幸せな感情の循環を生み出すことは間違いありません。
周りの夫婦と比べて落ち込まない

夫婦生活って正解がありません。
「自分たちってうまく行っているのかな?」と自信がなくなり、他人と比べてしまうんですよね。
しかし、それはあくまでも人のことであり、自分たち夫婦とは違うことを認識しておくべきです。HSPさんは、自分で自分を責めてしまいがち。
答えが無いことを周りと比べて落ち込んでも仕方ないんです。

どんな選択をしても、自分たちが幸せならそれでいいよね。
割り切れるのが一番いいですね。
例えば、ケンカを頻繁にしてしまうとしても、すべて夫婦生活において悪いことだとは限りません。
お互いに自分たちの気持ちを我慢せず、相手に伝えることで、同じことの繰り返しを避けられます。
雰囲気が多少、一時的に悪くなったとしても、長い目で幸せに生きていければ良いのです。
自分たちの理想の夫婦生活は、自分たちにしか作れません。
毎週必ずお出かけをするのが良い夫婦?
ふたりで必ずイベントをお祝いするのが正解?
芸能界のおしどり夫婦をはじめ、理想の夫婦イメージはいくらでも見ることが出来ます。しかし果たしてそれが自分たちにとっての正解なのか、立ち止まって考えてみましょう。

夫婦生活って日常のことですから、ムリをして仮面をかぶっても続きません。
自分たちが自然体でいられる生活がいちばん大切。夫婦生活のために自分を犠牲にしなくてはいけない…そんなことは無いんですよ。
周りの夫婦と自分たちを比べないことです。
夫婦でいるのが辛くなったら、HSPは一人の時間をとろう

夫婦生活を続けていく上で、どうしても相手と噛み合わない部分が出てくることもあります。HSPさんは衝突を恐れ、ひたすら自分で落ち込んでしまうんですよね。
そんな時は思い切って一人の時間をとりましょう。

今は、相手と接することが、心の負担になっている状態です。
一人になって、まずは相手の言動や感情、雰囲気から出される刺激をシャットアウトすること。するとだんだんと落ち着いて、客観的に状況を見定めることができるようになります。
- 自分は何でこんなつらいんだっけ
- なんで喧嘩になっちゃんたんだっけ
- パートナーにどうしてほしいんだろう
一人でいると自分を責めてしまいがちですが、そこだけ要注意。
あくまでも客観的に、ふたりの関係性を見直すために時間をとるようにしましょう。
HSPさんが一人になるための空間づくりはこちら
相手と一緒にいて辛いときは、何よりもまずは自分の心と体を最優先に考えること。
いつも相手を気にして、自分を犠牲にしてしまいがちだからです。自分が幸せになるにはどうしたらいいのか、少し自己中心的に考えるくらいが、HSPなアナタにとってはちょうどいいかもしれません。
まとめ:夫婦生活は3つの対処で幸せに乗り切ろう
HSPさんは夫婦生活に不安を感じてしまいがち。
しかし、一生一緒にいたいと思ったパートナーなら、いつまでも幸せに暮らしていきたいですよね。
今回は、HSPに向けて3つの対処法をご紹介してきました。
- 最低でも一日一回、時間を共有する
- 小さなことでも「ありがとう」ち伝える
- 周りの夫婦と比べて落ち込まない
簡単なようでいて、実はとっても大切なことです。そして案外、ふたりで夫婦関係を築き上げていくに一人の時間も必須なんですよ。
HSPさんは自分の心と体を、一番大切にして生きていきましょう。
以上、「HSPが結婚して大丈夫?夫婦生活を幸せに過ごすための3か条」でした。
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