現在の仕事がツラくて、
「地元の役所ってなんだか安定しているイメージだし、転職しようかな…」
と考えるHSPさんは多いです。
シフトなし、残業なし、営業なしの公務員が向いていると、HSPさん向けの転職記事でよく書かれていますよね。
HSPとは「繊細過ぎる人」のことで、心身ともに疲れやすかったり、人との競争が苦手で自分を責めてしまいがちな特徴を持っています。
しかし、本当にHSPさんにとって公務員は快適な職場なのでしょうか?
答えはNOです。
今回は強度HSPのわたしが、現役の地方公務員をしている家族や友人に、実際の公務員の環境を聞いてみました。
その結果、「これは想像よりずっとHSPには合わなそう…」と感じたため、公務員へ転職を考えているHSPさんへ向けて、警鐘を鳴らしていきます。
- HSPは公務員に本当に向いているの?
- HSPが公務員になったら快適に働ける?
- 転職を成功させて今の職場から逃げたい
悩んで公務員試験を受ける前に、知っておきたい真実。
ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:【HSPって引かれる?】カミングアウトすべき人と方法まとめ
【転職前に必見】現役公務員に聞いた!HSPに向かない理由6選
公務員は試験を通ればあとはラク、と思って憧れを抱きがちです。
しかし実際に身の回りの公務員の体験談を聞いて分かったのは、以下のとおり、HSPさんにとってはなかなかキツイ環境であるということした。
- 残業・休日出勤が心身に負担
- 自分の努力が認められにくい
- 住民対応に心が折れてしまう
- 職場環境が変わりやすく疲れる
- 古い職場の体質にストレスを感じやすい
- プライベートでも周りの目を気にしてしまう
残業・休日出勤が心身に負担

公務員は9時〜17時までの勤務時間で、残業は全く無いと思われがち。しかし部署によってはもちろん、ハードな残業があります。

市役所で働いている身内は、終電まで残る部署にいます。
残業しても、その年の予算によっては残業代も限られている自治体があるようです。
毎日心身ともに疲れやすいHSPさんは、特に「長時間労働しても、残業代がもらえるならラッキー!」と思えません。
可能な限り残業を避けて、ゆっくり休みたいですよね。
また、休日シフト体制のある部署に行くと、土日勤務も普通にあるので、必ずしも公務員は絶対カレンダー通り休みとは限りません。
自分の努力が認められにくい
公務員になるとノルマに追われることがなくなります。毎年一定の予算が、すでに税金から確保されるからです。また、業績を上げる必要はなく、毎年着実に給料も上がっていきます。
しかし、これは自分の頑張りを給料以上に認められにくいとも言えるでしょう。
HSPさんは、自分のキャパをオーバーしてまで、仕事を頑張ってしまいませんか?
その頑張りが給料に全く反映されないのが、公務員の給与形態。どんなに頑張っても、頑張っていない年配の職員の方が給料が高いという状況がずっと続くわけです。
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住民対応に心が折れてしまう
窓口の部署に配属されると、色々なお客さんと接します。
皆さんも実際に引っ越しや、税金の相談などで役所を訪れた経験があるかと思います。
そんなとき、来てワクワク!楽しい!って気分になりませんよね?
大体のお客さんは「役所行きたくないなあ、めんどくさい」と思いながら仕方なく来ているパターンが多いです。
はじめからイライラ・マイナスな感情を持っているお客さんと接するのは、HSPさんにとってはかなり難易度が高いと言えるでしょう。
共感能力が高く、相手の感情に振り回されてしまいがちなHSPさん。公務員はその地域に住むすべての方がお客さまであるため、どんな人にも公平に接することが求められます。
接客業ともいえる窓口業務に配属されると、HSPさんはとっても疲弊してしまいます。
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職場環境が変わりやすく疲れる

地方公務員は3〜5年ほどで、部署の異動があります。
「今の人間関係は快適で、ようやく仕事にも慣れてきた」
「自分のペースで進められるようになった」
と思った矢先、異動の命が下るのです。
HSPさんは刺激に敏感なため、新しい環境が苦手です。公務員の異動って、上司から同僚から仕事からガラッと転職レベルで変わるので、心身ともに疲れてしまいます。
公務員の異動は転職と一緒、と言われますが、あの事務事業の数から考えて、係内で隣の席に移っただけで全く仕事違うし、一度異動したらほとんどもう一回同じ仕事をすることはできない。経験5年で超ベテランという組織。怖いな。
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数年に一度新しい環境に異動し、刺激にさらされる…
HSPさんにとっては、かなりハードルが高いと言えまるでしょう。
古い職場の体質にストレスを感じやすい

- 動作の遅いパソコン
- 固定電話がジャンジャン鳴り響く
- 社内チャットがないので伝言は紙
- 時差出勤もテレワークもなし
筆者の身内が勤めている役所はこんなかんじ。自分の居心地の良さに敏感なHSPさんにとって、この環境はかなり厳しいでしょう。
環境だけでなく、年功序列の古い体質である組織体制も、自分のペースで仕事を進めたいHSPさんには苦痛と感じてしまいます。
基本的に前例踏襲が風習で、自分がいるときに新しいことに挑戦しない、例年と同じ環境で乗り切ろうというムードがあるからです。
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プライベートでも周りからの目を気にしてしまう
- 公務員なんだからきちんとしなきゃ
- 常に住民の目を意識してしまう
公務員の身内はそんなことを漏らしていました。
周りの意識に敏感なHSPさんからすると、「公務員である」という立場に、気にしすぎて疲れてしまう環境です。

プライベートと仕事はしっかり分けたい
そう思っても、案外気持ちの面では切り離しにくいのが公務員なんですね。
関連リンク:【HSP】同棲中「一人になりたい」と感じた時の3つのアクション
【HSPは公務員に向かない】おすすめ転職支援サービス

お金も時間も関係なく、とにかく住民のために働きたい!と考える方には、公務員への転職は合っているかもしれません。
しかしHSPさんは、仕事のやりがいよりも、自分の精神の平穏を求めるのではないでしょうか?
身の丈にあった給料と、充分なプライベートの時間が欲しければ、きちんと転職先を調べてから目指すこと。
特に20代ならば、まだまだ時間はあります。
いきなり転職サイトに登録するよりも、転職支援サービス・エージェントでしっかりと自分と向き合いながら仕事を探していくのがおすすめです。
最後にオススメの転職支援サービスを2つ、ご紹介していきます。
転職hone(ホン)

転職エージェントよりもさらに深入りしたところまで、丁寧に対応してくれる転職支援サービスです。他者の転職エージェントでは無料で相談に乗るために、ある程度はエージェント側の都合や利益が優先されます。
- 求職者の状況や予算に応じた3段階のコースで対応。分割払いもできる。
- 転職サイトや、エージェントでは対応しきれない、20代に特化した自己分析・キャリア設計・企業研究・履歴書添削・面接対策まで丁寧なサポート。
- 有料の転職支援サービスを、まずは無料で受けてお試しできる
ポジウィルキャリア

「キャリア版ライザップ」「キャリアトレーニング・サービス」と呼ぶ手法で、短期集中型で転職支援を行うサービスです。
主要プランの「キャリア実現プラン」で75日間。その間に10回のオンライン面談やチャットサポートを行い、自分の良さが分からない、自分のキャリア形成の仕方が分からないなどのキャリア課題を解決し、利用者が目指すキャリア目標のゴールに向けて伴走するというものだ。
DIAMOND
- 自分の軸や今後の目標が明確化し、これでいいんだと自己肯定できるようになった(27歳女性)
- いわゆる「良い子」で生きてきて、自分の意思が分からなかったけど、自分と将来に明るさを見出せた(25歳男性)
など、仕事を探す前に自分の意思を確認するところから、丁寧にサポートを受けることができます。
【まとめ】公務員はHSPに向かない!自分のイメージで転職は危険
今回は、身の回りの公務員の方の体験談を実際に聞いてみました。
- 残業・休日出勤が心身に負担
- 自分の努力が認められにくい
- 住民対応に心が折れてしまう
- 職場環境が変わりやすく疲れる
- 古い職場の体質にストレスを感じやすい
- プライベートでも周りの目を気にしてしまう
以上の6点より、HSPさんにとって公務員という選択肢は必ずしも正解ではありません。
転職を考えているならば、まずは焦らずに転職支援サービスで無料のカウンセリングをうけてみるのがオススメです。
以上、「【転職前に必見】現役公務員に聞いた!HSPに向かない理由6選」でした。

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