今回は、HSPさんが社内ニートを続けるデメリットについてお話していきます。
社内ニート(しゃないニート)とは、労働者であるためニートではないが、仕事がないため社内でほとんど働いていない労働者のことである(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
あまり一般的に浸透していませんが、実際に社内ニートって存在するんですよね。実際に過去の自分がそうでした。景気の状況で、数ヶ月仕事が全く無かったんです。
普通仕事がないと言うと、
来てパソコン開いているだけで給料もらえるんでしょ?楽で羨ましいじゃん。
と思われますが、当の本人としては本当に辛いものがあります。しかもHSPさんはほぼ間違いなく、かなりつらい経験と感じるはず。つらすぎて会社のトイレで、「社内ニート つらい」って検索するくらいには、しんどい。
しかしこのまま社内ニートを続けていくことで、間違いなくデメリットがあります。
実際に体験した私がご紹介していきます。
【危険】HSPが社内ニートを続けるデメリット6つ
自己肯定感を失う
なんのために会社に来ているのかがわからなくなります。
周りの人が生き生き働いていているのに、自分だけ何の役にも立っていない。そんな状況が本当に辛いんです。自分が楽をして給料をもらっている状態に対して、手放しで
ラッキー!!サボれる!!
と喜べるメンタルは、HSPさんには持ち合わせていません。
「私がいることで、何か会社の役に立っていることなんて無い」
そんな思いがひたすら頭を駆け巡ります。何か仕事があれば、その結果により自分が少しでも役に立てているという実感が湧くのですが、仕事がないとその感覚が一切ないのですね。
そう思える環境がないと、ひたすら自己肯定感が下がっていきます。

自分が会社に来ている意味がわからなくなっちゃうんです。
時間を無駄にする
- 同期や、学生時代の友達は仕事をしてどんどんスキルを身につけ、生きがいを持って仕事をしている。それなのに自分は何もない。
- ただただ、自分の知能や、仕事のやり方が消えていき、衰えていくのを実感しながらパソコンを眺めていくだけ。
会社の雰囲気がゆるかったり、周りに全く人がいなければいいのですが、
きっと繊細なHSPさんは気を使って、ネットサーフィンや資格の勉強なんかできません。

それができれば少しは時間が経つのが早いのに・・・。
一生懸命勉強や部活に取り組んでいた学生時代を思い出しては、「あのときのほうが充実してたな」なんて考えるときほど、悲しい時間はありません。
しかし社内ニートに慣れてきてしまうと、仕事の感覚が薄れてきてしまいます。違う部署に異動を打診してみるとか、思い切って転職活動をするとか、そういった行動も取れなくなってきてしまいます。
環境が変わったらどうなるのかわからなくて怖い。
そんな現状維持バイアスが強くかかって、現状を変えてみようという気力がどんどん削がれていってしまうんです。でも、今の状況にいても得られることはなく、貴重な人生の時間がどんどん過ぎ去ってしまうだけ。
自己成長が止まる
頑張って入った会社ですから、社内ニートの状態でも何かしようと頑張る。最初はきっとマニュアルを見返してみたり、周辺業務についても勉強してみたりと、素直に取り組んでみたHSPさん。

一人で仕事に取り組むのは苦では無いため、はじめは結構気楽なんですよね。
しかしだんだん、やることがない状態に不安や悲しみの感情があふれてきて、気力がなくなっていきます。土日も、平日を思ってひたすら憂鬱。プライベートでも、新しく挑戦する気持ちや、好きなことへの興味が薄れていってしまうんですよね。コレはもはや一種の軽度なうつ状態とも言えます。
仕事だけでなくプライベートでも、自分が挑戦しようという新しい気持ちがなくなっていってしまうので、自己成長が出来ず苦しい気持ちになってしまいます。
関連記事:【難関大学出身が教える】HSP社会人のおすすめ5つの勉強法
周りに相談できず孤立する
周りは仕事でバタバタしているのに、自分だけ仕事がない・・・。その状況で、「仕事がないんだけど、どうしたらいいですか?」なんて聞けません。

「何か仕事ありますか?」なんて聞くのも、暇だと思われるだろうし、そもそも声をかけるのも気を使う・・・。
結局、自分で抱えてしまうことになります。
- 自分なりに考えて身の周りの雑用をしてみても、すぐに終わってしまう。
- かといって部屋全体の掃除をしたところで、周りの社員に「暇そうだな〜」と思われてしまいそう・・・
そんな風に、雑用ひとつとっても周りを気にしてしまうんですよね。
そもそも自分のデスクを片付けただけでも何か怪しまれるかな〜とか。
ちょっとネットニュース見ただけでも、後ろ通った人にパソコンの画面見られたら嫌だな〜とか。
とにかく周りを気にしてしまって辛くなってしまいます。
ネガティブ思考になる
そんな思いが頭を駆け巡ります。
もともとHSPさんは自分を犠牲にしてでも、他人に貢献しがちです。そんな状況の中、社内ニートである環境は周りのせいでなく、自分のせいだと追い詰めてしまうんです。
もちろん景気や社会情勢、その時のタイミングで仕方ないときもあります。しかしこの状況が続いてしまうと、
- 「会社に行くの嫌だな」
- 「仕事のある周りの人にどう思われているんだろう」
- 「早くやめてしまいたい」
- 「いつも頑張って通勤している意味がない」
など、
どんどんネガティブワードが出てきてしまいます。頭の中がずーーーんと重くなって、トイレで涙をこらえても状況が変わらない。

つらすぎます。
関連記事:【HSPはすぐに泣く】涙もろい時の対処法【恋人に嫌われる?】
感情が不安定になる
社内ニートの状況は、例えるなら真っ白でなにもない空間に透明な監視カメラがつけられ、毎日拘束されている状態と言えます。
監視カメラがあるので、寝たり本を読んだり、好きなことが出来ないんですよね。人の目があるからと気にしつつ、ひたすら終業の時刻が来るまで耐えているのです。つらすぎませんか・・・。
これ、通常なら一週間ほど続くだけでかなりしんどくなってきて、一ヶ月経つと意味もなく悲しく、涙が出てきます。
現状を打破するためには行動が大切
本当に辛いのなら、我慢するべきではないです。我慢し続けて、結局どんどん辛くなってしまうのは自分ですから。
特に繊細な感覚をもつHSPさんは、お気楽な感覚で現状を「ラッキー」と楽しむことはかなり厳しい。

身を持って知りました。
アナタに出来ることは、
- 本当に自分が出来る仕事はないのかを探すこと。
- そしてそれでも無いのなら、転職を検討して行動すること。
仕事が無いのはあなたのせいではありません。
【危険】HSPが社内ニートを続けるデメリット6つ
今回はHSPさんが社内ニートを続けるデメリットについて解説してみました。ブラック企業に勤務されている方よりも、人数は少ないかもしてないけれど、必ず社内ニート状態で苦しんでいるHSPさんはいるはず。

実際にわたしもそうでした。
また別の記事で、HSPと仕事に関わることを取り上げていく予定です。
以上、「【周りに言えない】HSPが社内ニートを続けるデメリット6つ」でした。
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