・やめたほうがいいとわかっていても、お菓子を買ってしまう
そんな方はいませんか。
私はいま考えると5年もの間、砂糖中毒でした。
・毎日夕飯後にコンビニスイーツ
・外出時には甘いラテとチーズケーキ
・大好きなオレオクッキー1袋を一度で空ける
・コンビニの新作お菓子は必ずチェック(特に抹茶やチョコ系)
そんな生活を送っていましたが、今では
・ケーキを買うのは年に一回誕生日のときくらい
・コンビニのお菓子コーナーには興味なくなった
もちろん甘いものは今でも好きですが、そこまで欲しなくなったというのが正確なところです。
一番変わったな、と思うところは、
たまにレストランでデザートが出てきても、それだけで満足できるようになった
これです。
前までの自分だったら完全に拒否して食べないか、
一度食べてしまったら歯止めがかからず、それが引き金となって、帰りにコンビニでアイスを買って自己嫌悪に陥ったりしていました。
自分から甘いものを選択することはなく、たまたま出てきた程々の量で満足できるようになったんです。
これができるようになったのが一番嬉しかった。
こんな経験を持つ私が、過去の自分と同じように砂糖中毒から抜け出したいと考えている方へ向けて、
お金をかけずに
5年間の砂糖中毒を抜けられた方法を4つのステップに分けて、解説します。
実際に痩せた時の写真も掲載しているので、こちらの記事も読んでみてくださいね。
【お金をかけない】5年間の砂糖中毒から抜けられた4つのステップ
結論
人は自分にメリットがあるとわかれば行動します。
以下、ステップを踏んで説明していきますね。
①メリットを可視化する(目標目安:1日)
現状を見直して、「このままではまずい!砂糖を断たねば!」となったきっかけを洗い出してみましょう。
人の決意は本当に弱く、曖昧な意志ではすぐ流されてしまいます。
例えば私の場合、
というきっかけがありました。
これは血糖値が高いことを示すものであり、このままだと糖尿病になる可能性があります。
当時社会人一年目でダイエット中だった自分にとっては、これでかなりショックな出来事でした。
病院で再検査しても数値は変わらず、これをみて「絶対砂糖中毒から脱却して、数値をもとに戻そう」と決意したのです。
細かいことは専門家でないので省きますが、ようは体の内側からボコボコにして痛めつけているようなイメージを持ちました。笑
映画「本当は甘くない砂糖の話」とかは有名ですよね。
なんとなく自分で「悪いんだろうなあ〜」と感じているだけでなく、実際の論拠を調べて、「今していることは体にとって完全なる悪なんだ」と、(少し大げさにでも)頭の中にインプットすることが大切です。
②代用食品で自分をごまかす(目標目安:2週間)
次のステップです。ここから実際に砂糖を抜いていく段階に入ります。
甘い感覚というのは快楽を感じるようにできているもので、突然抜くとまず間違いなく再発します。やめられません。
しかし量を減らすといっても、これまでの甘さに慣れてしまっているので、食後のミルクティーに入れていた大さじ1の砂糖を、小さじ1にしたところで満足するわけないんですよね。
そこでこのステップでは、「砂糖を抜きつつも、甘さへの欲求を他で誤魔化す」ことになります。
具体的には
・お菓子が食べたくなったら、まずはゆっくり水を飲む
・それでも食べたくなったら、とにかくガムを噛む
・収まらなかったら、無糖の紅茶にバニラエッセンスを加えて、香りだけ甘くする
・お腹がいっぱいになったら、丁寧に歯磨きをする(歯磨き粉は甘いフレーバーでOK、フロスも使って丁寧に磨きましょう)
脳を騙し騙し、最後に丁寧に歯磨きをすることで、次に食べてしまうハードルを物理的に面倒臭くします。
とにかく、周りの環境を砂糖脱却へ向けて整えていきましょう。
カロリーが抑えられるのでダイエットにはいいかもしれませんが、甘さはそのままなので砂糖脱却には向いていません。
このステップは、すべての中で一番つらいかもしれないのですが、2週間もすればだんだん楽になってきます。
③3食をしっかりと栄養バランスよく食べる(目安:2週間)
砂糖中毒になる方の多くが、満足な栄養素を摂取できていません。
太りたくない気持ちはわかりますが、まずは3食しっかりと、ご飯を食べましょう。
お米の糖質と砂糖の糖質は違います。巷では、「玄米やライ麦などの黒い糖質のほうが〜」「GI値が〜」といろいろ言われていますが、小手先のテクニックは今は必要ありません。白米でいいので食べましょう。
また、タンパク質も重要です。甘いものへの欲求が収まらないときは、ホットミルクや白湯をゆっくりと飲みながら、ゆで卵やチーズを摂取しましょう。
普段から肉や魚もしっかりと取りましょう。
しっかりと食事から炭水化物とタンパク質を摂取していくと、嘘のようにお菓子への欲求が減っていきます。
全然ご飯を食べないでお菓子を食べるより、お菓子なしでご飯をたくさん食べるほうが、普通に痩せます。
ここまでしっかりと食べてでも、甘いものが食べたくなったら、少量なら摂取してもOKです。なお少量とは、これまでの量の3分の1まで。
大事なのは食生活を根本から変えていくことです。
④砂糖を、抜く!!!(目安:1週間)
ステップ3をしばらく続けていれば、だいぶ食の好みが変わってきたと思います。
意識的に変えていきましょう。
また、アルコールは脳がバグってお菓子を欲してしまうので、できる限りお酒は飲まないことをおすすめします。
このあたりから、だんだん体重や肌質にも現れて来ると思います。
しばらく続けていると、砂糖がない状態が自然になり、そこまで苦じゃなくなってきます。
砂糖中毒から抜け出すためのNGワード
①「今日だけは自分へのご褒美」
ご褒美ではなく、その日は自ら諦めてしまうことと同義です。
200円のスイーツで、また一歩中毒脱却から離れてしまうと思うともったいなくないですか。
自分に負けたと思う感覚は、かなり自己肯定感を下げてしまうので自暴自棄になりやすいので非常に危険です。
②「これから一生甘いものは食べられない」
そんなわけありません。
これって、砂糖中毒者さんからすれば絶望的な言葉ですよね。
砂糖中毒から抜け出す=一生甘いものが食べられなくなる
ではなく、
中毒に振り回されず、程よい量で満足できる健康的な体になる
のが正しいゴールだと思っています。
5年間の砂糖中毒から抜け出したら
冒頭、いまは砂糖中毒から脱却できたことをお伝えしていましたが、やはり心身ともにかなり楽になりましたね。
人によって色々違うと思うけれど、私が実感したのは以上です。
まだまだ甘いものは好きですが、これからもいい感じに付き合っていきたいなと思っています。
コメント